病院が先か？ラ・クーが先か？

狂犬病の予防接種にフィラリアの血液検査とお薬もらい、伝染病の混合ワクチンも一緒の時期だったり。

ワンコ達が動物病院に行く季節です。

私が動物病院に勤めていたのはラ・クーを始める前の話なので、8～11年前までの3年間。

毎年4月からは本当に忙しかったです。

動物病院に行く時は、ワンコをきれいにしてから行きたいと思うのが飼い主様の心理。

ですが、きれいにする前の汚れているうちに行った方がいいという場合もあります。

それは、「耳が汚れている」「フケが多い」「皮膚が赤い」「湿疹がある」「毛が異常に抜ける」などの症状の時。

耳が汚れていて痒がっている時、その原因は耳垢にある事がありますので、それを耳掃除で取ってしまっては原因が分からず、正しい治療がされません。

皮膚が赤かったりフケや湿疹があるとき、シャンプーできれいにしてしまっては、どれだけ悪いのか、何が原因で皮膚トラブルなのかが解らなくなってしまいます。

獣医さんは汚れている事を怒ったりはしません。獣医さんには悪い部分をちゃんと診てもらうのがお勧めです。

そして今、季節的に多いのがマダニの寄生です。

お散歩で草むらに入る事でマダニは付きます。

ダニはガチッと皮膚に噛みついて血を吸っています。それを無理にブチッと指で取ってしまうと、ダニの口だけが皮膚に残ってしまい、皮膚が赤く炎症を起こします。

なので、ダニを見つけたら、病院に行って駆除薬を処方してもらってダニを落としてからトリミングに来てください。

病院のお薬が一番確実に効きます。

いくつかの製薬会社から出ている数種類のお薬があるようなので、合うものを選べるのでは？

時々、「ラ・クーに来るよりも病院に行く方が先です！」という状況になる時があります。

そんな時はその日はトリミングをお断りして、先に病院に行ってもらうようになります。

シャンプーやトリミングは、ただキレイにするという単純な物ではありません。

キレイになるのはとっても良い事ですが、病気の原因を洗い流してしまったり、体調がすぐれないのを悪化させてしまったりもします。

病院が先か、シャンプーやカットが先か？

そう悩んでしまう時は獣医さんやラ・クーにお電話ででも相談してください。