- ラ・クーニュース
- 今月のラ・クーファミリー
大切にお預かりします
先日、ラ・クーのお客様のワンちゃん達もご高齢の子が増えましたとお話ししましたが、私も高齢の子と生活をしています。先日の事ですが、オープン当初からずっとご利用頂いているワンちゃんにまたご利用頂きました。
お預かりする時に飼い主のお母様が、私たちに深々とお辞儀をされて、「よろしくおねがいします」とおっしゃいました。
高齢で、足腰がふらついてしまうワンちゃんです。
お手入れするにはトリマーは特別に2人体制で担当して、ワンちゃんの体を支えながら、安全に手早く作業します。
若いころは苦手な作業があって、「ガルガル・・・!」と抵抗していたワンちゃんでしたが、今はもう何をされても穏やかでペタンと台の上に伏せてしまいます。
私も高齢の子と生活をしているので、高齢の子のケアに関しては、慎重に大切に安全に・・・・と気を配ります。
私ももし、自分の子をどこかにシャンプーに出すのなら、「お願いだからちゃんとやって。乱暴にしないで。優しく丁寧にやって、本当にお願い!」と思ってしまいます。
飼い主様が深々とお辞儀をされる意味がよーーーく解ります。
なので、大切にお預かりして、作業も丁寧に慎重にキチンと、その子にとってベストと思う方法でする事に徹します。
心も込めます。
私が今一緒に暮らしているのは14歳9カ月の猫で、7歳ころから患った腎臓病が末期に突入していて、
1カ月に1~2回の尿検査、3か月に1回の血液検査、毎日の内服薬2~3種類、毎日の自宅での皮下注射などをして、闘病中です。
食欲も落ちて体重は減る一方で、なんとか減少を抑えて、せめてキープさせようと試行錯誤していますが、どんどん痩せてきてしまっています。
14年も一緒に生活をすると、自分の体の1部のような存在で、ときどき嘔吐したり、なんか元気がないな・・なんていう些細な変化さえも、
動揺が隠せないくらいに心配してしまいます。
ペットの事は詳しくても、いろんな知識や経験を生かして手を尽くしても、ペットの体調が悪化してしまうと、頭の中が不安でパンクしそうになります。
高齢の子を抱えている飼い主様の気持ち。トリミングの間の数時間さえも、心配で仕方がなくなってしまう気持ち。
そういう気持ちをしっかりと受け止めて、大事にお預かりしようと思います。
高齢の子のお手入れに関しては、長くご利用頂いているお客様と私たちとの信頼関係のもとで成り立つものだと思っております。
いつもご理解いただきまして、ありがとうございます。
なお、新規のお客様につきましては、12歳以上の子はお断りさせていただいておりますので、ご了承頂きたいと思います。