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高齢の子のトリミング
最近では人間だけではなく、ペットの世界も高齢化が進んでいます。ペットで言うと、だいたい8歳くらいからがシニアと呼ばれる世代に入ります。
犬の場合、小型・中型・大型犬ではそれぞれ平均寿命が異なる様ですが、一般的に小型の方が長生きするように思います。
トリミングやシャンプーは、そんな高齢犬には体力的・精神的な負担が大きく掛かります。高齢になったことで、足腰が弱り立って居られない、体力が低下しているので、シャンプーの時に体が濡れることでぐったりしたり、心機能も低下しているので心臓に負担がかかったり。視力や聴力も弱まっているので、ワンちゃんの動きには特に注意が必要です。
ラ・クーも7年目なので、ご来店いただいているワンちゃんや猫ちゃん達も、だいぶシニア世代に入ってきている子が増えました。ご高齢になったワンちゃんや猫ちゃん達のお手入れをいつまでラ・クーでお受けできるのか?出来る限りはお受けするつもりでいるのですが、状況によってはお断りさせていただく様になることもあります。ラ・クーはあくまでも美容室で、お手入れでキレイにすることは出来るのですが、そのお手入れが負担になったことで起こる万が一の事態に対応することが出来ません。
ご高齢の子はシャンプー中に発作が起こることがあり、命にかかわることになりかねないのです。そんな時、その子のために出来る介助は残念ながら体を支えてあげることくらいです。ですが、動物病院なら獣医師の先生が何らかの手を施して下さるはずです。
ワンちゃんやネコちゃんの為に、そして何より飼い主様の為に、ご高齢の子のお手入れは動物病院に併設されたトリミング室のご利用をお勧めさせていただいております。
ご高齢の子のお手入れに関しては、飼い主様の深いご理解とご協力が必要になります。ラ・クーでは一人一人の年齢と、健康上の問題、飼い主様の「お手入れしてあげたい」というお気持ち、様々な状況を考えて、その判断をさせていただきます。
若いときからずっとご来店し続けて下さってご高齢になった子達に、他の施設をお勧めすることは心苦しいことではありますが、それがその子の為になると思い下した結論という事をご理解いただければと思います。