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求められる事のレベル
ペット関係のお仕事。飼い主様に求められる要望の質がかつてより向上していると感じます。
ペットのお店もずいぶん増えました。10数年前の「犬の店=臭い」が多かったお店が、きれいでおしゃれなお店へと店構えが変わり、
繁殖のおじさんがやっているペットショップから、若い女性店員さんがいるショップへ変わりました。
それによって良くなったことも悪くなったことも両方あると私は考えます。
ペットの存在価値も変わり、番犬から家族の一員へ。外飼いから室内飼いへ。
「どうせ犬だから・・・」から、「家族同然だから!」と、ペットに手をかけたいという飼い主様の思いが深くなったと思います。
動物病院を選ぶ時、ペットサロンを選ぶ時、ペットホテルを選ぶ時、「近くの所にしよう」ではなく、「どこか良い所にしよう」という飼い主様が多いです。
私も基本的には ペット好きの飼い主の1人。みなさんと全く同じ気持ちで、ペットには手を尽くしてあげたいと思っています。
自分でペットサロンをしているにあたり、「もし、自分が飼い主なら」を基準に考えます。
「ペットにはこう接してほしい。」という希望があります。
やさしくして。変なことしないで。ちゃんとやって。
大事な大事なわが子ですから、ちゃんとして欲しいのです。
一番いいやり方で、この子にとって一番いい方法で、一番いい事をしてほしい。
飼い主様の数だけ、そんな気持ちの数は存在すると思います。
それをひとつでも多く受け入れてお答えできるのが、「良いお店」なのかもしれません。
生体の販売、ホテル、トリミング、送迎や配達、物販。なんでもやってくれる便利なお店に比べて、ラ・クーはトリミングメインの不便な店かもしれません。
私もかつての職場ではそれらすべてを経験しました。その上でたどり着いたのが今の形。
トリミングを一生懸命して、飼い主様と近い立場でペットに尽くしたいという事です。
トリミングだけ頑張ってしていますが、まだまだ満足いくお仕事の提供には至っていません。
担当するトリマーによって仕上がりが違ったり、「いつも同じ」にすることがまだ出来ていません。
それをクリアして、「ラ・クーは良いお店だよ」と言ってもらえるようになる事が、ラ・クーの課題です。