ラ・クーニュース
2010.06.12今月のラ・クーファミリー

高齢になると・・・

何度かこのブログにも、高齢になったワンちゃんの話は書いたことがあります。

犬が高齢になると、どう変わるのか、何が起こるのか、

まだ若くて元気いっぱいの今目の前にいるワンちゃんを見ていたら、想像も考えもしないかもしれません。

ですが、高齢になって起こる事は今の若いうちの日々の生活が大きく関係してくる事が多いです。

いざ、高齢になった時に不都合が起きて、「こうしておけば良かった・・。」とならない為に、今からちょっと考えておくのがワンちゃんのためだけでなく、飼い主さんのためにもなります。

犬の種類にもよりますが、だいたい8歳位からが高齢と言われる時期に入ってきます。

まず、避妊や去勢手術をせずに高齢期に入った場合、生殖器の病気になるかもしれません。

男の子なら、前立腺が腫れてウンチが出にくくなったり、睾丸の腫瘍などのガンもあります。

女の子なら、乳腺腫瘍というおっぱいのガン、子宮の病気など、どれも命にもかかわる病気です。

病気になってからの手術は麻酔や体力の限界など、大きなリスクがかかるのと、治療費も何十万円もかかります。

健康な時の避妊去勢手術代の5倍~10倍、最悪ではそれ以上もの高額な治療費、何よりペットがとっても苦しくて痛い思いをするのです。

自分のペットが病気で苦しんでいる姿をその時見て初めて、後悔することになってしまうのです。

防げる病気なら防いであげるのが何より良い事ですよね。

精神的な事では、高齢になるとワガママになる子が多いです。

今まで生きて来てついた知恵を使って、ワガママな行動をとります。

食べ物の選り好みをしたり、散歩で行きたい方にしか行かないとか、途中で踏ん張って抱っこしてとか、咬んだり引っかいたりなど、攻撃的な行動を取る子もいます。

今までは「かわいいからいいや」で許してきた行動の1つ1つがエスカレートして、言う事を効かなくなり、飼いづらい、一緒に生活しづらい、手をやいてしまうという事になります。

高齢になったワンちゃんには、病気もなく、ストレスもなく毎日を穏やかに過ごしてほしいと願います。

せっかくペットの高齢化が進んでいるのですから、出来るだけ長生きしてほしい。

一緒にいられる時間はほんのちょっとでも長いほうが幸せです。

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