トリマー向けの専門誌があるのですが、お勉強の為に購入して読んでいます。毎回いろんな企画で、シャンプーやカットの技術の事や、病気の事、そのほか、社会人としてのマナーの事などが特集されるのですが、ここ最近で1番興味があった特集が、『私がサロンを変えたワケ』というものでした。
そこにはお客様の本音が丸ごとギッシリ書かれていました。
私が過去に東京のペットショップで勤めていた時は、都会のお客様はハキハキしていて意見をズバッとおっしゃる方が多かったので、良い意見も悪い意見も耳にする機会は多かったのですが、郡山のお客様方は優しいので、言いたい事も我慢されているんだろうな。。と感じています。
本に載っていたお客様のご意見を少し載せてみます。
*サロンを変えた理由
・カットが気に入らなかった、仕上がりが不満、サービスで余計な事をされた(ヒゲ切り)、スタッフの対応が悪い、犬の扱いが雑、優しさが感じられない、愛犬がそこに行くのを嫌がる、帰ってきたら犬がグッタリしてしまった、時間が掛かり過ぎる、流れ作業的、トリマーが辞めてしまった、サービスが低下した、予約が取りにくい、いろんなお店を試したい
その他、「なるほど。。確かにそうだな。。」と思える理由がとても多いです。
反対に『サロンを変えない理由』では
・犬がトリマーに懐いている、スタッフの対応が良い、仕上がりに満足、近所だから、ボディチェックが細かい、接客に好感が持てる、これといって不満がない、飼い主の身になって協力してくれるのでペットライフのパートナーとしてお付き合い出来る、、、などです。
*ワンちゃんを任せたいトリマーとは
・犬に愛情があり優しい、犬の立場になって考えてくれる、細かいことにきづく、雰囲気がいい、元気、センスがいい、自分の思いが通じる、下手でも手を抜かない、ベテラン、時間を掛けない、似合うスタイルを提案してくれる、細かいリクエストを聞いてくれる、犬の性格を見て無理をさせない
反対に『任せたくないトリマーとは
・キャピキャピして目先だけの人、新人さん、爪切りが下手な人、出来ないことを引きうけてしまう、手抜きをする、仕上がりにムラがある、ペットが抵抗すると露骨に嫌そうな顔をする、犬を商品扱いする、犬に手を挙げる、機械的に作業する、愛想がない、愛犬に話しかけてもくれない、怖い、中途半端な人、店が不潔、さっさと犬を受け取り何も聞いてくれない
・・・・・・・・などでした。
毎日お客様とお会いしていてもなかなか聞けない意見がいっぱいでした。
自分たちの中で「こうあってはならない」と思っている事だらけでしたが、こうして文章になっている物を読むことで、再認識出来ます。
お客様のご意見は「なるほど」と納得出来る半面、こちら側からの意見や事情もあります。
そういう意見の食い違いは、お客様とトリマーとのコミュニケーション不足が原因の部分もありそうだな。。と感じました。
犬や猫の生きている子達のことですから、全て同じようには行きません。
1頭1頭に対して、1番ベストと思われるサービスを提供できるように、私達は毎回精一杯の事をしているつもりですが、努力をして行かなきゃいけないな。。。と思いました。
飼い主様のご要望の多様さ、求められるレベルの高さは、年々高まっているように思います。
私達トリマーも犬好き・猫好きの「いち、飼い主」なので、お客様の気持ちと一緒の部分はたくさんあります。
もし自分なら、自分の子を任せるなら。。と考えたら、上述したような同じ意見になります。
ラ・クーに来て良かった、このトリマーさんに頼んで良かったと思われるように、頑張りたいと思います。