- ラ・クーニュース
- 今月のラ・クーファミリー
保健所の研修
動物取扱業の年1回の義務研修会がありました。動物愛護法が改訂されてから、動物取扱業のいろいろな規制が増えて厳しくなっています。
厳しいのは、動物を「命あるもの」とするからで、命を扱う私達へ求められる知識や管理などの決まりごとが事細かく決まっています。
飼い主の皆様に関係する事といえば、一般の家庭で子犬・子猫を産ませて、お金を発生させて誰かに売る事が出来ないという事です。
そして、震災・原発事故以降、福島県では被災動物の話が必ずあり、昨日聞いたお話しを少し紹介します。
23年4月28日~24年12月31日の期間で保護された犬猫の数
行政による保護 犬・・451頭 猫・・541匹 合計992頭
相双保健所による保護 犬・・49頭 猫・・4匹 合計53頭
そのうち新しく里親さんへ引き取られた数 犬・・215頭 猫・・86匹
飼い主さんのもとへ帰った子の数 犬・・150頭 猫・・139匹
これは、県でやっている福島県動物救護本部での数字です。
県の他に、ボランティアで民間で救護活動をされている団体もありますので、保護された犬猫の数はあと数百頭にものぼるでしょう。
シェルターで保護されている子達はまだまだ何百匹もいるという事ですね。
保護されずに警戒区域内で放浪している子もまだ何百匹以上いるという話も聞きました。
厳しい現実です。。。。
里親の募集は随時しているそうなので、もし犬や猫を増やしてもいいかな。。。とお考えの方はぜひ、ペットシップで買うのではなく、里親も考えてみて頂きたいと思います。
先日、民間で救護活動をされている団体のHP(にゃんだーガード)を見ていたら、救援物資の募集で「首輪や散歩のリードが欲しい」と出ていたので、在庫の商品を小さい段ボール1つ分郵送しました。10年間売れずにずっと残っていた商品、ここで眠っているより必要なところで使われた方が良いな・・・と思って送りました。
役に立っていればいいなぁ~と思います。
厳しい現実をもうひとつ。
H23年度郡山市での殺処分数です。
犬・・85頭 猫・・381匹
これは飼いきれない・子犬子猫が生まれた等の他に、高齢になって面倒が見れないという理由もあるそうです。
犬や猫も高齢化で、人間並みに糖尿病や腎臓病、心臓病などいろんな病気を持つ子がいます。
治療費もかなり掛かりますし、看護や介護で飼い主さんの手間暇もかなり掛かります。
「終生飼養を!!」という言葉を最近聞くようになったのも、こういう背景があるからなんだろうなぁ。。。と思いました。
「犬や猫を飼う事をブームではなく、文化にしなければいけない」と最近どこかで聞きましたが、その通りだなと思います。
命ある犬や猫です、大事にしたいですね!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆