ラ・クーニュース
2013.03.17今月のラ・クーファミリー

ペットを「買う」を考えてみて。。。

皆さん、ワンちゃんや猫ちゃんを家族に迎え入れようとした時に考えることはどんなことですか?

どこで買うか。

これはペットショップ、ブリーダー、知り合いのお宅で生まれた子、最近では問題が多いですがインターネットで、など手に入れる手段はいくつかあります。

では、どんな子を買うか。

欲しい犬種・猫種が決まっている、目が合ってしまった子、売れ残っていて可哀想に思った子、など どれもきっと運命の出会いだと思います。

「運命を感じた子が、どんな子なのか」  これはその子を家族として迎え入れるためには重要な事です。

健康状態、これはただ「食欲があって下痢も嘔吐もしていないから大丈夫」と言うだけでは安心できません。

例えば、耳の中は汚れていないかな?皮膚は大丈夫かな?眼ヤニは出ていない?など、全身状態もちゃんと確認した方がいいです。

例えばペットショップで店員さんの接客を受けて買う子を決めた場合、店員さんの説明に不信感はないでしょうか?

その子犬や子猫の今の状態を正しく正直に情報提供してくれているのでしょうか?

最近は、耳の中が買ったときから汚れていて、獣医さんで治療することになった子はわりと多いです。

飼い主さんからしたら、そういうものだと思っていた方もいらっしゃいますが、本来健康なら耳の中は汚れていません。

買う時に『この子は耳が弱いんです』と店員さんに説明されたという方がいらっしゃいました。

それは「耳が弱い」という表現は間違っていると思います。

汚れている原因は外耳炎など、なにかしらの耳の病気です。

店員さんは誤魔化して言ったのか、何も知らない素人同然の販売員なのか、そんな接客は私個人的には許せないと思ってしまいます。

関東など、ペットを飼うことの意識レベルが高い地域では、「病気の犬を売ったのか!訴えるぞ!」という問題にだってなる事があります。

動物愛護法で動物取扱業者への規制が厳しくなりましたが、いまだ言葉は悪いですが悪徳な業者も存在します。

ショーケースに並べられて、元気にはしゃいでいる子犬・子猫を見て、疑いの目を持つ事はないかもしれませんが、信頼しきってもよくありません。

管理が行きとどいていて、知識も豊富で誠意があって、『売る事だけ』を重視していない、ペットを飼うためのアドバイザーの様なプロフェッショナルなお店やブリーダーさんが増えて欲しいなと思います。

良いお店・悪いお店を見極められる目を私達買う側も養わなければいけないかもしれません。

普段からペットショップで子犬や子猫が展示されている様子を見てみると、見えてくるものがあります。

食べないフードがいつまでも置きっぱなしだったり、ウンチが取り除かれていなかったり、体力の違う子犬同士が同じスペースに入っていたりと、

『これは良いの?』と思える疑問が目についてきます。

かつて一緒に働いた事のある私の後輩の子は、あるペットシップで展示されている子犬が可哀想になり店員を怒鳴ってしまったと聞きました。

そこまではとても勇気のいる事でなかなか出来る事ではありませんが、厳しい目で業者を見る事で改善されていくことがあってほしいなと思います。