ラ・クーニュース
2019.01.12スタッフ日記

嫌な思いから学んだこと

個人的に感じたことを勝手に書きます。ちょっと長くなりますので、お時間のある時に読んでいただければと思います(笑)

先日、母が急な入院をすることになり、実家で軽度の介護生活をしていた祖母もそれに合わせて一定期間、介護施設に入居することになりました。

皆さんご存知の、フクロウのマスコットを作っている母と祖母です。

私は母の病院へ通い病院と向き合いましたが、1カ月ちょっとの入院中、退院が決まるまで不安と不満が減ることはありませんでした。

それは、事前説明がなく病院主体で検査や治療が突然入ったり、看護師さんの話が一貫していなくて、人によって言われる事が違い、看護師さんの中で情報共有が出来ていない事が多かったからです。

そのために、病状に対する不安は消えず、見通しも立てられないというモヤモヤした入院生活でした。

主治医にハッキリと説明を求めれば良かったのですが、仕事をしながらお見舞いに通っていたので、時間の調整が出来ずに途中途中で説明を求めることが出来ませんでした。

入院している本人も、「お世話になっている身だし、お任せするしかない」という考えで流されるままでした。

結局、退院が決まる最終段階でやっと「入院から今までの事と退院後のこれからの事」の説明がありました。

その時私は同席できたので、ここぞとばかりに質問攻めで不安解消をしました。

18年前ぐらいになりますが、私が動物病院に勤めていた時、「インフォームドコンセント」と言って

『患者さんやご家族に病状や治療について十分に説明し、理解を得る努力をするように、

患者さん・ご家族・医療従事者が情報共有して安心して治療できるように』

という考えの元で仕事をするように教えていただいていたので、今の時代に、人の総合病院でそれがなされていないのでは?という不満は大きかったです。

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そして、祖母の介護施設に祖母の様子を見に行った時は、悲しくなるような事を祖母の口から聞きました。

お風呂に入る時にスタッフさんに介助してもらったそうなのですが、物の様に流れ作業の様に扱われて寒くて辛かったと。。。

それを聞いた時は、ショックで涙が出そうになりました。

当店ではワンちゃん達をシャンプーする時、冬の寒い季節は体にかけるシャンプー剤もキチンと温めてから使っています。体に急に冷たい液体がピューっと掛かるのは嫌ですよね。

人を助ける仕事をしている施設で思いやりも無く、仕事ではなく作業の1つの様に手助けが必要なお年寄りと関わっているとしたら悲しくてたまりません。

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もう1つあります。

突然、1年前に治療したばかりの歯がグラグラしてしまい、歯科に通い始めました。

差し歯を支えている本来の歯の一部が欠けてしまったようで、痛みもありました。

先生は、そのグラグラした歯を触りながら、

「痛いよね?出血もあるし、痛いよね~」とおっしゃったので、「痛いです」と答えました。

「麻酔しないと無理かな~」と言いながら触っていたと思ったら、強引に引張って差し歯を土台ごと引っこ抜いたんです!

激痛でした。体が引っ張られて動いてしまうぐらい強引でした。

「あ~、痛かったよね、よく頑張りました」なんて誉められて。。。

「すすいでください」と言われて水で口の中をすすいだら、吐いた水は真っ赤っ赤でした。

驚いたのはその激痛の後に、欠けた本来の歯の小さい一部分を抜くために麻酔をされたことです。

なぜ今麻酔??さっきの痛みは感じる必要はあったのでしょうか?

強引にされたからなのか、その痛みは処方された痛み止めでも効かずにその後2週間続きました。

その後の再診日はまだ来ていません。

もともと、その歯科は治療も不快を感じることが多かったのですが、自宅から1番近いので通いやすいからという理由で行っていました。

今回の事で、不信感が増大してしまい、今までの麻酔での処置の時ももしかしたら「どうせ痛くないから」と強引なずさんな処置をされていたのかな?とまで思ってしまいました。

「歯の治療は長引くものだし、こんなものなのかな」と思っていましたが、よその歯科ならもっと親切丁寧にやさしい治療をしてもらえるのかもしれません。

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愚痴を語ってしまいましたが、私は今回の事で「自分はそうならない」と改めて思いました。

私達トリマーの相手は人ではなくワンちゃん猫ちゃんです。

相手が物言わぬ小さな動物でも、勝手な、強引な、無理な接し方はしません。

飼い主様への説明も丁寧にわかりやすく出来る様にしたいです。

このブログに書くことによって、「ちゃんと誠意を持って思いやりを持って仕事をしよう」と、改めて自分の中の信念にしたいと思ったので書きました。

そして、どこのお店のトリマーさんも「同じ意見!」と思ってくれたらうれしいなと思います。

まだまだ至らない事も足りないこともあると思いますが、ワンちゃん猫ちゃん達に、飼い主様方に安心していただけるようにしたいです。

個人的な経験での出来事を勝手に書いてしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。