ラ・クーニュース
2020.02.09スタッフ日記

店長のひとりごと

悲しい話題にはなりますが、お客様のワンちゃん猫ちゃんとのお別れについて書いてみようと思います。

毎年必ず、ワンちゃん猫ちゃんとのお別れはあって、去年は長くお付き合いさせていただいたお客様のワンちゃんとのお別れが多く悲しみの多い年でした。

トリマーになって20数年。

ブリーダー、ペットショップ、動物病院、現在のラ・クーと、今までの職場で一体のいくつの出会いを経験したのでしょう。

昔出会った子は忘れてしまうという事はありません。

昔の子ほど覚えていたりします。

1度きりの子もいれば、その子の一生に関わらせていただいた子もいます。

ワンちゃんや猫ちゃんとの思い出はもちろん、飼い主様との思い出もあります。

私はついつい感情移入してしまう方なので、ワンちゃんの気持ちになったり、飼い主様の気持ちになったりしてしまって関わった子への想いは深い方だと自覚しています。

今まで出会った子からは、たくさんの事を教えてもらって、今のお仕事に生きている事も多いです。

長くお付き合いさせていただいた子が歳を取り、病気を患い、虹の橋を渡った。その報告を聞く時は本当に辛いです。

毎日一緒にいなくても、年に数度、数カ月に1度、毎月1度と、定期的に会って触れ合ってきた子。

その子の生活の一部に関わらせていただいた身としては、「亡くなってしまったんだ。。」という現実はとても寂しくて辛いです。

ですが、その現実を言葉にして私達に伝える飼い主様は、もっともっと、もっと辛いはずです。

私も自分の子を亡くした時は1年経っても2年経っても「亡くなった」と言葉にして発する事は出来ません。

「亡くなりました。お世話になりました」とあいさつに来ていただくお客様には、なんて言葉をおかけしたらいいのか、いつも何も出来なくて情けない思いです。

悲しい・辛いという気持ちは一緒です。

大切な子を失った時、いろいろな後悔の気持ちが湧いてくると思います。

「最後にきれいにしてあげたかった」と思う事もあると思います。

悲しいけれど、嫌だけれど、「霊園に連れて行かなければいけない」と、すぐに霊園に連絡を入れると思います。

もしもその前に、虹の橋に送る前に、少しでも体をキレイにしてあげたいと思う方がいらっしゃるのなら、私たちトリマーに出来る事があるのではと思います。

足元をキレイにしてあげたり、目の周り、口の周りをキレイにしてあげて、お別れの準備を整えてから見送れたら。。。

去年受けたセミナーのひとつに「エンゼルケア」があります。

お客様の大切な子。私たちにとっても出会えてよかった子達です。

もっともっといろんな事を考えていきたいと思います。