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2月のラ・クーファミリーNO.5
先日テレビ番組で、ガン告知されたワンちゃんと飼い主さんが一緒に旅に出るという感動話を観ました。
番組を観た方もいらっしゃると思いますが、その子は大型犬で15歳という長生きで、ガンの病状は悪くいつ何があってもおかしくないと言われてしまうのです。
私ならそんな告知を聞いたら、パニックと自分を責めてしまうのとで、頭がおかしくなりそうです。
治療をするか、残された日を楽しく過ごすかを考えたその子の飼い主さんは、その子が「一緒に車で出かけるのが好きだったから」と、旅に出る事を選択していました。
アメリカの話だったので、車でアメリカを横断するのですが、その旅の途中の様子がとても楽しそうで、ワンちゃんもとっても良い表情をしているのです。
結果的に、あと数日と言われた命で1年も寿命が延びていました。
病気になった子と残りの日をどう過ごすかの選択は、とってもとっても難しいですよね。
ついつい、病気の事で頭がいっぱいになってしまいます。
「病気のこの子」として接してしまいます。
先日受けたグリーフケアのセミナーで、先生が「病気を主役」にするのではなく、「この子が主役」にして考えましょうと教わりました。
この番組でのワンちゃんの場合、「この子が主役」の選択をした話なんだな~と思いました。
病気の症状で苦痛があるかもしれませんが、それでも一生懸命生きている子に、
出来る治療をしながら今まで通りに明るく声を掛けてあげて、好きだった事を一緒にして過ごしたらきっとワンちゃんは安心するのだと思います。
いろいろ考えてしまいますが、その時になったら、自分の身になったら、、、、
そう考えると辛くて堪られなくて、どの選択をするか混乱するし、結果で後悔するかもしれないのは間違いないのですが、「病気の子との暮らし方にも色々な選択があるんだ」と頭の片隅に入れておこうと思います。
まずは、うちの子の「いつもと違うな。。。」という小さな異変を見逃さないようにして、健康管理をがんばりましょう!!!