- ラ・クーニュース
- 今月のラ・クーファミリー
6月のラ・クーファミリーNO.2
先日、お客様でもあり、個人的に家族ぐるみでお付き合いのあるお宅のワンちゃんが17歳9カ月で亡くなってしまいました。
このお店のオープンと共に、1歳の時から毎月必ずご利用いただいていたので、17年間毎月会っていた事になります。
シニアになってきて内臓疾患が出てきていたので、体調の変化もお家の方と一緒に見ながら過ごしてきました。
血液検査の数値が悪いと診断された時、お別れは遠くないのかもしれないと心配でした。
お家の方が自宅での治療を選択して、もう少し頑張ってもらいたいと思っていた矢先にお別れの時が来てしまいました。
4日後にはシャンプーの予定でしたので、お見送りする前に少しお手入れをしてあげました。
爪切り、足回りのカット、お尻の汚れを拭きとって、全身をブラッシングして、被毛を整えました。
毎月シャンプーしていましたので、ピカピカでサラサラになりました。
とてももうすぐ18歳には見えませんでした。
「数値が悪いとは言われていたけれど、こんなにすぐに逝ってしまうなんて思わなかった」と、お家の方は仰っていました。
先生の説明がお家の方に正しく伝わっていなかったのかもしれませんし、認識の差だったり、コミュニケーションが上手く行かなかったのかもしれません。
とても難しい問題ですが、病状の把握と治療の事、予後の事など、大切な事は先生としっかり情報と気持ちの共有をしておきたいですね。
そしてその内容を、私達も知っていたいので、教えていただきたいです。
どんなに手を尽くしても、大切な子を亡くすと後悔が何重にも重なってしまいます。
後悔だけでお別れしてほしくなかったのと、私にとっても親戚の子のような存在だった子なのでお手入れをしてあげたのですが、お家の方にとても喜んでいただけました。
他のお客様には、「こないだカットしてもらっていたから、キレイなまま見送れて良かった。ありがとう。」と言っていただけることがあります。
いつも当店をご利用くださっている方限定にはなりますが、今後、もし、「お見送りする前に少しキレイにしてあげたい」というご要望があればお応え出来たらなと思います。
お別れは辛く、悲しい事ですが、ちゃんと時間を取ってちゃんとお見送りしたいですね。
お客様のワンちゃん猫ちゃんが亡くなってしまうと、私達もとてもショックですし悲しいです。
次も必ずある。また会える。と思っていますが、そうではない事もあります。
来ていただいた1回ずつを最善の方法でお手入れ出来る様にしたいと思います。
ワンちゃん猫ちゃんひとりひとりとの思い出は私たちにとっても大切な宝物です。
出会いに感謝しております。
****************************************************