ラ・クーニュース
2021.12.10スタッフ日記

デンタルケア強化に向けて

日常のお仕事で感じる事のひとつに、「ワンちゃん達の口腔ケア、出来る事ないのかな?」という思いがありました。

残念ながら、『シニアになると歯周病になるのが当たり前』のような現状があります。

ワンちゃんのはみがきが、日常の当たり前のケアになっていない事、

気になった時には歯周病は重症になってしまっている事、

麻酔のリスクが怖くて治療に踏み込めない事、

はみがきやらせてくれないし、仕方ない。。。

さまざまな要因から、ワンちゃんのデンタルケアが見て見ぬふりになってしまうのです。

そもそも、お口の中のケアはトリマーの担当ではないので、学校でも勉強しません。

ですが毎日ワンちゃん達と関わっていると、お口の中の問題にぶち当たるのです。

歯周病が原因でお顔を触らせてくれないと、お顔をブラッシングする事も、

シャンプーする事も、カットする事も出来ませんし、

触られるのが嫌で動いてしまうとケガのリスクが上がります。

グルーミングにおいて最も大事なお顔のカット。

しないわけにはいかないので何とかしてやっても、

歯周病のワンちゃんにとってはとても苦痛な時間です。

治療してほしい、でも理解されにくい、簡単に出来る実情じゃない、

ワンちゃんのお口問題は深いので、私達の悩みでもありました。

ですが、ここ数年で、獣医さんの中でも歯科に詳しい先生や人間の歯科衛生士さんからペットの世界に入ってこられた方との接点が出来ました。

何度かセミナーを受けて得た知識を、お客様のワンちゃん達に活かして治療に結びついたことで

ワンちゃんが元気になる姿が見られるようになってきました。

やはり、私達がワンちゃんのデンタルケアに関わる事は必要なのではないか?という思いと、

専門知識を学べる場が出来たので、もっと勉強する事にしました。

 

 

 

始まった講座は、内容がとっても難しい専門分野で、テストもあって、ついていくのに必死です!

ですが、勉強した事は、毎日の仕事上に起こっている症例がたくさん。

「これは○○ちゃんと同じだ」

「○○くんのあれは、これからこんな風に悪化してしまうんだ、大変!」

など、危機感があります。

デンタルケアは、学べば学ぶほど重要性に気づくのですが、現実の壁にぶつかる事もあります。

それでも、歯周病はお口の中だけの病気ではありませんので、

みんなに元気でいてもらうためには必要だと思っています。

ワンちゃん達をグルーミングでキレイに可愛くすることももちろん頑張ります。

それプラス、スキンケア、デンタルケアも引き続き力を付けていきます!

ご来店の際に、お口チェックをかねて、歯みがきいかがですか?